心はいつも太平洋ぜよ!!

タバコのブログ ~O型の雑記帳。何となく気になることを書いていく~

AIでできること(AI×教育)

 今日、仕事で「AI×教育」というセミナーに参加しました。

「話題のAIが教育分野で実際にどのように活かされているのか」

というところに興味があったので、楽しみにしていたセミナーでした。

 講師(?)は、元教員というだけあって、声がよく通る方で

説明もとても論理的でわかりやすい内容でした。

 

 今回のセミナーを聞いて思ったこと、それは、

「AIの性能がどうこうより、

       AIを使う人が大事」ということ。f:id:momotaron03:20181004000650j:plain 

巷ではシンギュラリティがまことしやかに語られることが多いですが

今日のセミナーで話を聞いた限り、それはないかな、と。

 なぜなら、AIは、自分で考えることができないから。

もちろん、機械学習ディープラーニングという学習方法)で、サンプル

データから自分で学ぶことができるようになりました。

 でも、いくら学ぶことができて沢山の知識をもっていたとしても

考えることができなければその知識を活かすことができないのと同じ

ように、AIは学ぶことはできても、自分で考えることができない、

つまりは、

 AIは、教えられたこと以外はできない

                         ということ。

 だから、AIが活かされるかどうかは、使う人次第なわけです。

 AI×教育でできること

  今回のセミナーでは、AIを活用した英語学習サイトを

 紹介してくれました。

 それがこちら、

torepa.jp

 説明のとおり、AIが文字や音声を認識して、教材作成や学習者の

サポートを行うというもの。このサイトのすごいところは英作文の文法の

間違いを見つけるだけではなく、間違った英文からでも意味を類推して、

正解文とどのくらい合致しているのか評価してくれるところ。

 これまでは、正解文と照らし合わせて、正解か不正解か、0か1か

しか判別できなかったことを考えると、類推するというAIのこの

機能は、学習者にとっても教員にしてもありがたいと思います。

 AI×教育の分野での活用の仕方

 1、トレーニングパートナー(学習支援) 例:【トレパ】

 2、学習分析

  eラーニングなどのシステムから蓄積した学習者のデータを

  分析して、可視化する。

 3、アダプティブ

  学習の習熟度により適切な難度、内容の問題を提供。

 4、モチベーション管理支援

  感情分析や学習状況から指導者へアラート。

  例:AI搭載カメラによる学習者の姿勢や表情などの分析

 5、AIリテラシー養成

 6、探求学習

  AIと人との関わりなど社会問題を考える。

                      などがあるそうです。

 AI×教育よりも必要なもの 

 今回のセミナーで学んだことは

 『AIを業務・学習の【どの部分】に導入するのかが一番大事』

                        ということです。                      

 そのためには、使用する人が作業プロセスの明確な分析と

 AIを活用するビジョンを持っていなければならないということ。

 そして、活用するためには、AIがどんなものでどんなことができる

 のか(AIリテラシーという)をしっかりと学ぶことだそうです。

 

AI×教育について考えたこと  

 しかし、AIが学習機能だけではなく、学んだことを活用できる

 能力を持ったとしたら、まさに『ターミネーター』や『マトリックス

 の映画のような世界になるのは間違いないわけで。

 昔から人間はロボットの進化を喜びながらも、一方で自分たちがロボッ

 トに越えられてしまうかもしれない恐怖を常に意識しながら、そのジレ

 ンマのなかで開発してきたのかもしれませんね。

 AIの進化の目指すべき目標はどこなんでしょう。