VOL.26 「学習」を科学して効果的な学び方を知る②
#明らかになった学び方の真実#
こんにちは、タバコです。
前回は話が逸れましたけど、今回はきっちり書かせてもらいます。
いきなりですが、
みなさんは、参考書や本、資料などを読んだりするときに
大事な箇所に蛍光ペンでせっせと線を引いたことありませんか?
まあ、あれだけ色んな色の蛍光ペンがあって、
線を引くための特殊な蛍光ペンが売られている位ですから、
ほとんどの人が一度位は経験したことあると思います。
そんな、皆様に伝えたいことがあります。
実はこれ・・・、
学習効果ほとんどない らしいです。
(懐かしいですね)
ついでに言うと
その蛍光ペンで線を引いたところを
繰り返し読むのもあまり意味ないらしいです。
ががーん(しつこい)
驚きました??
いまさら??って感じですけど、
科学的に証明されたので仕方ないですね。
大丈夫、自分も含め、国民の7割近くの人が同じ経験を
もっているので、仲間はたくさんいます。
#学習学#
このことを明らかにしたのが、
学習学と呼ばれる学び方を研究する学問の
研究者の方です。
↓この本に書かれてます。
著者が言うには
「ただ」読み返している、「ただ」線を引いているだけの
受動的な学習では成果は上がらず、
知識の定着と理解にはつながらないという事でした。
まあ、このことを知ったときの正直な感想は、
実は「やっぱりかあ・・・」でした。
これまで自分は、本や資料に蛍光ペンで、
またはKindleのマーカー機能使いながら、
「実はこれ、あんまり意味ないんじゃ・・」って
思いながら線引いてるところありましたし、
実は、薄々気付いていたんだと思います。
でも、みんなもやってるし、後で見るかもだし、
とりあえず線を引こう!
みたいな・・・。
でも、やっぱりでした。
だから、今はすっきりした気分です。
目の前の霧がぱあって晴れた感じです。
自分はこれを知ってから、Kindleのマーカーも、
意味ないけど
「ちょっと勉強してるアピール」
とある意味吹っ切れて使えるようになりました。
以前のような後ろめたさはありません笑
こんなことも解決してくれるなんて
科学って素晴らしいですね。
#本当の学びとは#
では、著者の言う、本当の学習とは何かというと、
「自分の欲求を深く掘り下げ」たり
「事実の意味を理解」したりすること。
そのためには、「価値を見出す」
つまりは、学習する意義を
しっかりと把握することが大事と書いています。
当たり前といえば当たり前ですが
実践できていないのが現実ですよね。
要は、これまでは知識が重要視されてきたゆえに
知識を獲得することに重きが置かれてきたが、
時代は変わり、知識は必要なくなった。
(ググれば何でも調べられるから)
代わりに知識をいかに活用するかが
求められる時代になったからこそ
深い学びとそのための正しい学び方を
知ることが大切だということみたいです。
まあ、一言で言えば
学びをアップデートしようってことですね。
(軽すぎる・・)
#終わりに#
自分は、この本を読んで元教師として
今までの教育の仕方を振り返る良い機会になりました。
興味のある方は是非読んでみてください。
サイエンスの本なのにとても読みやすいです。
それにしても、
蛍光ペンで線を引くって
誰が考えたんでしょうね。
文房具屋に
あれだけの種類の蛍光ペンが売っているということは
もしかしたら文房具会社が広めたのかもしれませんよね。
この事実を知ったらどう思うんだろう。
お気に入りです。