アマゾンが配送ドライバーに仕掛ける“罠”とは?
みなさん知ってました?
あのアマゾンが
配送ドライバーに”罠”を仕掛けてるってこと。
見出しだけを見ると、「なんのこっちゃ?」と思いますが
要はこれ、盗みを働いている配送ドライバーを捕まえるために、
偽の荷物を使っているということらしいです。
実際の様子・手順は?
1、特徴
① 「ダミー」パッケージと呼ばれる荷物をランダムに配送トラックに
仕掛ける。
② ダミーパッケージには、偽ラベルが貼られ、しばしば中身は空。
③ 重さを持たせるために「何か」が入っていることも
2、手順
① 配達中のドライバーは自分が運ぶパッケージのラベルをすべてス
キャン。
② ダミーパッケージの偽ラベルをスキャンすると、エラーメッセージ
(=荷物は検知されませんでした)が表示される。
⇒ この後の選択肢は3つ
A、この問題を上司に電話して報告する。
B、ダミーパッケージを積んだまま戻り、勤務時間の最後に
アマゾンの配送センターに戻す。
C、ダミーパッケージを盗む。
ここで、Cを選ぶ人はアウト!なわけですね。
どういうことかというと、
荷物が検地されていない=荷物が行方不明になっても気付かれない
⇒盗んでも誰もわからない=いつでも盗める
つまり
「戻せば無実。戻さなければ悪人」
ということです。
なんだか、良心を試しているようで恐ろしいですが、
荷物の盗難問題は、小売業者にとっては深刻な悩みらしいです。
なんと、アメリカ全体の被害額は
2017年、470億ドル(約5兆3000億円)!!
もちろん、これは、配達者によるものだけではなく、配達先で
何者かが荷物を盗んだものも含まれます。
ちなみに、アマゾンではこのダミーパッケージだけではなく
配送センターの作業員に、同僚が盗みで捕まる瞬間の動画を見せる
ことも行っているらしいです。まさに脅しのようです。
しかし、あの世界トップのEC大企業のアマゾンが、そんなに
アナログな手法で盗難を防いでいるとは、なんとも面白いです。
ちなみに日本の被害額ってどのくらいなんでしょうね。