VOL.19 国語辞典がやばい!!
#辞書の日??#
10月16日は「辞書の日」
どんな由来かというと
『「アメリカの学問・教育の父」と呼ばれたアメリカの辞書製作者
ノア・ウェブスターの誕生日』だそうです。
米国の辞書出版社ではこの日に、イベントを開催したり、辞書にまつわる
活動が展開されているそうで、日本も「辞書の日」としています。
あまり日本とは関係のないような気もするんですが・・・。
まあ、それは置いておいて、日本では、この日に起きたある出来事が
今、話題になっています。
#ヤバイ辞書#
話題になっているのは、この日に出版された
『三省堂現代新国語辞典 第六版』
何がヤバイのかというとその中身。
例えば、
これまでの辞書で「草」を調べると
1 植物のうち、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。
2 役に立たない雑草。 と書かれていました。
今回の第6版では、これまでの意味に加えて
草:
「[ツイッターなどで]笑う(・あざける)こと、笑えること」
(*´艸`*)(笑)
しかも、
「waraiの頭文字を並べたwwwが、草のように見えることから」
という由来も記されているとのこと。
なかでもネットでヤバイと騒がれているのがこれ、
どちらも
「異性」「男女間」⇒「相手」
と変わっていて、LGBTの問題に配慮したものに。
その他にも、「ギガ」「ポチる」「イキる」「スクショ」「バズる」
などネット用語がいくつも加えられ、ネットで、
「既存の語に新しい語義が多く加えられていてびっくり。」
「ヤバイ辞書、高校生におすすめ」と盛り上がり
すでにAMAZONでは「ベストセラー1位」になるほどの人気です。
#良い辞書=ヤバイ辞書??#
辞書がここまで時代や世相を反映するものとは思いませんでした。
ヤバイです。
でも、考えてみれば辞書は
「言葉の意味を知るために調べるもの」
なので、流行の言葉だったり、時代にマッチした意味だったりが
載るのは当然といえるのかもしれませんね。
これまでの辞書も時代によって新語が加えられてきたはずですが
これほどの変化ではなかったはずです。
わずか4・5年で新しい用語が生まれ、言葉の意味や社会の価値観が
変化してしまうことに時代の流れの早さと激しさを感じます。
しかし、ヤバイという言葉の意味もわかりにくくなりましたね。
この文章では、「ヤバイ=すごい、良い、びっくり」という
ような意味で解釈してますけど、使い方あってますよね?