VOL.15 これからの名画鑑賞法
#名画×写真#
先日、AI×美術館について書きましたが
今日も美術館の話題です。
同じようなテーマばかり書いているなあ・・・。
まあ、それはいいとして、
みなさん、美術館に行ったら、名画の前で大勢の人が
スマホを向けて写真を撮っていたらどう思いますか?
↑こんな光景が多くの美術館や展覧会では
当たり前になりつつあります。(こんな多くないですが・・・)
#名画×SNS#
これまで日本の美術館では、「写真撮影不可」が一般的でした。
これは、著作権の問題や混雑防止などのためと、
カメラのフラッシュが油絵には良くないという話を
聞いたことがある方もいると思います。
しかし、カメラの技術進化によりフラッシュなしでも
撮影できるようになったことで、許可が取れた作品を中心に、
最近は、撮影許可の展示会や展覧会が増えているそうです。
撮った写真をSNSにあげて「拡散」してもらい、来場者増に
つなげようという狙いもあるようです。
#名画×スマホについて#
昔、欧州の美術館に行ったときのことですが、
絵の前に座って模写する人(子どもも)、写真を撮ってる人、
絵の前にじっと立って長時間眺めている人など
色々な楽しみ方をしている人がいるのが印象的でした。
驚いたのは、小さな子どもも絵の鑑賞の仕方を
身につけているところ。
これは、欧州の多くの美術館が学生まで無料なので、
気軽に入れる環境があることが大きいと思います。
一流の芸術作品に囲まれているので絵の見方はもちろん、
感性も育っていくのは当然です。
日本には残念ながら、その環境はありません。
だから、たとえSNSにアップされた名画でも
名画に触れる機会が増えることは大賛成です。
自分の好きな作品や画家ができたら必ず実物を見てみたいと
思うようになるはずという美術館の狙いは正しいです。
ただ、
「シャッター音がうるさくて集中できない」
などのマナーの問題が起きないように、
スマホ使用時の鑑賞マナーは必要だと思います。
あとは、せっかくスマホを使うのであれば、
絵に向けると説明が流れるアプリなどがあっても面白いなあ・・・
何にせよ、絵の楽しみ方が増えるのはいいことです。