心はいつも太平洋ぜよ!!

タバコのブログ ~O型の雑記帳。何となく気になることを書いていく~

祝!ノーベル賞受賞!!

2018年ノーベル医学生理学賞受賞、日本人がやりました!

 

受賞したのは、

京都大の本庶佑(ほんじょ たすく)特別教授

ジェームズ・アリソン教授(70)です。

おめでとうございます!!

 

どんな功績があったかというと

第4の治療法として注目されている免疫療法の研究です。

免疫をがんの治療に生かす手がかりを見つけ、新しいタイプの

治療薬の開発につながったということ。

これは

「がん治療に革命をもたらした。」

というくらいすごいことらしいです。

◇ 本庶先生たちが開発したのは免疫療法とはどんなものか ◇

 

これまで、がん治療の主流は、

①外科手術

放射線療法

抗がん剤などの化学療法   でした

この3つに近年、新しく加わった第4の治療法が免疫療法です。

免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を攻撃する体内に

備わっている仕組みのことです。多くの病気は、この免疫力によって治す

ことができます。また免疫細胞は攻撃されて弱まったウィルスに対しては

自然と手を緩めてその人自身の体にも大きな負荷がかからないようにする

ために、自身の働きにブレーキをかける分子をもっています。

 なんと「がん細胞」は、この免疫細胞のもつブレーキの分子を利用して

攻撃を避けて、どんどん体の中を蝕んでしまうという、人で例えると相手

の優しさにつけこんだ、恩を仇で返すよう行いをしています。

もう振り込め詐欺」状態です。

まさに下衆野郎、鬼畜の所業です。

 

しかし、いつまでも悪は蔓延らない。神様はきちんと見ているわけです。

正義の味方の本庶氏は、免疫細胞のブレーキ役を果たす

分子を突き止めたのです。この分子に働きかけて、ブレーキを阻止する

ことで「がん細胞」への攻撃を続かせることができるわけです。

つまり、免疫に

「がんは敵ですよ。騙されてますよ。」

と教えてあげることで

「騙したな!お前なんか攻撃してやる!!」

となるわけです。

がん免疫療法の仕組み

この仕組みを利用することができれば、新しい治療法になると思った

本庶先生は、小野薬品工業大阪市)と協力し

世界初の皮膚がん治療薬「オプジーボ

を作成しました。この薬は、患者によっては、肺がんや腎臓がんの治療に

も使われているそうです。

抗がん剤など、化学療法などは副作用が大きく、人体への影響が大きいと

いう問題がありました。本庶先生の研究のすごいところは、人間が本来

持っている免疫の力を利用することです。これにより副作用などで多くの

人が苦しんできたがん治療は、今よりずっと楽になり、さらに体への影響

は少なくて済むようになります。

多くの人を苦しみから救う

すばらしい発見なのです。

 ◇ 最後に受賞した本庶先生の言葉を紹介しておきます◇

 

「誰も見向きもしない石ころを磨き上げ、ダイヤモンドに仕上げていく。混沌とした状態の中から立ち上げるところに、大きな魅力を感じる」。
 
磨き上げるのにどれだけの苦労をされたのか。それを続けることが
できる人だけがダイヤモンドを見つけることができるんでしょうね。