VOL.40 プラゴミの処理はもう限界だから、プラなしの生活を考えませんか①
こんにちはタバコです。
先日、テレ東の『ガイアの夜明け』で
”プラスチックゴミの問題”について取り上げられました。
今日はそのことについて書きます。
#プラスチックゴミ対策待ったなし#
番組の内容は
『深刻化するプラスチックゴミ問題の実態を追跡。
日本のメディアでは初となる、「スターバックス」
ケビン・ジョンソンCEOへの単独インタビューを交え、
「脱プラスチック」に向けて動き出した企業の取り組み
を徹底取材する。』(テレ東プラスより)
というものでしたが、衝撃的な内容でした。
自分は以前マイクロプラスチックなどの”海ゴミ”についての
記事を書きました。
海ゴミも大問題ですが、今回の番組を見て
”海の問題は陸に原因がある”
ということにあらためて気付かされました。
どんな原因があるのかというと。
原因1:どうしてプラが良くないのか知らない人が多い
番組ではレジ袋の有料化について取り上げていました。
”レジ袋の削減が行われている理由”を主婦にたずねると、
「急に過ぎて分からない」
「本当の理由は地球のこと?」
「分からない」 という結果に。
これだけ、CO2による温暖化が社会で問題視されているのに
知らない人がいるということは驚きでしたが、
自分はたまたま興味があって調べていたから知っているのであって
興味をもたないと目にとまらないのだとわかりました。
プラゴミについての問題意識をもたない人が多いので
解決どころか、悪化の一途を辿っているということみたいです。
原因2:プラスチックゴミの処理の現場はもう限界
番組では、ある産業廃棄物処理業者の現場が紹介されました。
中国がプラゴミの輸入を禁止してからは、なんと
1日に大型トラック300台分のプラゴミが運ばれてくるそうです。
当然、1日に処理できる量には限界がありますので
どんどん工場内に溜まっていっている状態で
「ギリギリですね。何かあったら基準を超える
一刻も早く何とかしないと」
と処理業者の社長さんは頭を抱えているようでした。
番組の最後で、解決策が示されたものの
”プラゴミを質の高い資源にするための新しい選別ラインの導入”
という、大事なことではありますが
処理能力の向上などの根本的な解決策ではありませんでした。
2020年のオリンピックの年にはさらにごみが増えることが
予想されるなか、全国の産業廃棄物処理業者は、早急に
解決策を迫られているという現状がありました。
#プラスチックゴミの解決策は?#
”新しい産業廃棄物処理場を増やせばいいじゃないか”
と思って、調べてみましたが
一つの処理場を建てるのに100億円かかり
しかも耐久年数は30年ということで、
現状どの業者も不可能ということがわかりました。
第一、これは産業廃棄物処理業者だけが解決する問題では
ありません。本来であれば、国や企業が音頭をとって
日本人全員で解決すべき問題だと思います。
例えばの解決策として
1、国が処理場を作り運営する。
2、企業がリサイクルできるものとできないものを明確に
わかるようにマークをつける。
(汚れたプラはもともとリサイクルできないので
最初から家庭で分けて出せるように)
色を変えて区別できるようにする
3、プラの包装を使わないようにする。
4、プラゴミを出す量が一定以上ならお金をとる。
など、できることは色々あると思います。
でも、残念ながら国も企業も動いてないのが実情です。
次回は、世界の国々の取り組みについて書きたいと思います。